探索的テスト 実施編

実施方法

テストチャーターを事前に用意してテストの方針を決めた上でテストを実行します。
探索テストを実行する時間(セッション)で区切り実施することもあります。

テストチャーター

実施する上での指針となる情報を記したもの

記述されている項目や情報の粒度は様々で、決まりがあるわけではありません。
探索する範囲として機能を示したものやテーマ、目的、優先度、データなどの多様な項目で作成することもあるようです。

書籍「Exporer it!」に出てくるフォーマットを例にしますと

「Explore with to discover
(<どのリソース>を使用して<どのターゲット>を探索し<どの情報>を発見するのか)

チャーターそれ自体に細かな決まりなどはなく、ある程度自由度を持たせておくことが大切です。
チャータ自体も必須ではなくすべてがテスターに任されるフリースタイルの探索的テストもあれば、チャーターを用意するのではなく断片的なテストケースを指針として使って探索的テストも実施する場合もあり得ます。

セッションベーステスト

テストを一定の時間と実施単位で一区切りにして、各セッションの中で目的や範囲、テストチャーターを決めて実施します。

実施時間としては「30 分~2時間程度」としているところもあるようです。

終了の判断

決められた基準はありません。
探索的テストの担当者が「目的を達成したと言えるぐらい十分に探索した」と判断することを持って終了する場合があります。
チャーターやセッションの達成率も終了基準となりそうです。

まとめ

探索的テストにはテストの知識はもちろんのことドメイン知識が必要不可欠です。
既存のシステムにも常に疑問を持つことも欠かせないと考えています。

テスト実施の結果から分析し改善しながらやり方自体も探索していきながらそれぞれの製品に合わせて設計していく手法といえそうです

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